鳥葬(天葬)について
◎鳥葬(天葬)について
◎長くなるので先ず簡単に
○ラルンガルゴンパ(五明佛学院) “鳥葬実演会” 観光客100人規模 ショー要素が大きい
○リタン(理塘) 観光客5-20人程度 個人的にはすごく良かった
○アチェンガルゴンパ(亚青寺) 観光客ほぼいない らしい
理塘か亚青寺で見れるのなら、はっきり言ってラルンガルゴンパで見る意味はないです。
◎くわしく
○ラルンガルゴンパ(五明佛学院)
毎日昼の2時から 町から東南?に行ったところ それっぽいモニュメントがあるのですぐわかります。
ゴルフの観覧のような感じでロープが張ってあって、観光客はそこから中には入れません。一番近くても遺体が置かれる場所からは30メートル近く離れていたと思います。遺体の周りには柵が立っていてほとんど見えません。見えるのはワシが群がるところくらい。鳥葬ガイドのような人たちがいて、葬儀の最中もマイクで説明していたり、『後ろの人写真撮らないでください!』とか、後方からは『おい、そこのお前立つな!見えねえだろ座れ!』なんてヤジが飛んでました。
鳥葬場にはなにやら趣味の悪いモニュメントが並んでいて、そのうちのひとつを覗いてみると中には人の頭蓋骨がズラーリ。最初はおーと思いましたが、良く見てみるとすべての頭蓋骨の同じ場所が欠けている。…作り物…?そりゃそうです。鳥葬は頭蓋骨まで砕いて脳みそまで鳥に食べさせるんですもの。なにこれ?最低です。正直ラルンガルゴンパの鳥葬には失望しました。壁に施されたレリーフ彫刻は少し面白かったです。
○リタン(理塘)
基本は毎週月、水、金曜日が鳥葬の日と決まっています。場所はバスステーションから3kmほど北西の丘の上。場所がわからないようであれば、タクシーで行くことをお勧めします。運転手に「天葬(ティエンザン)」といえばOK。20RMBで行けます(言い値は30)。時間は朝7時頃からとなっているが、その日の遺族の都合などによって前後するようです。月曜日になくて火曜日にあったなんてこともあるみたいです。宿の人に聞いてみるのが一番良いと思います。
僕らの滞在中は月火水と3日連続でありました。
月曜日は朝7時前に到着。少し前に始まった様子でした。遺族が観光客に見られるのを快く思わなかったため、追いやられてまともに見ることはできませんでした。(鳥が遺体をなかなか食べないときは、故人が生前悪いことをしたと言われる。今回もそうで、遺族がそのことに苛立ったため追い返された)
火曜日はそもそもないと思っていたので行ってません。10時くらいにたまたま丘に行ってみたら「あっ今日もあったんだ」でした。
水曜日は6時半に丘に到着。遺族は集まっていましたが、まだ始まってはいませんでした。割とウェルカムな雰囲気でバター茶ももらいました。遺体を袋から出してナイフを入れるところから、ワシが一斉に群がって貪り食べるところ、そのあと骨を粉々に砕いて脳みそも混ぜて、全てをきれいにワシに食べさせるところまで、葬儀の最初から最後までを間近(2-10メートルの距離)でしっかりと見ることができました。ラルンガルゴンパのそれが半分観光客向けの“鳥葬実演会”だったのに対し、理塘の場合は間違いなくただの“鳥葬”そのものでした。
○アチェンガルゴンパ(亜青寺)
毎日?(不明) 昼の11時頃から 町の入り口の1kmくらい手前白塔の集まってるところ
僕らは実際見ていないので詳しいことはわかりませんが、見た人に動画を見せてもらったところ(動画を撮ってもいいというのがすごい)、これもかなり間近で見れるもののようでした。遺体解体人のおじさんとしゃべりながら動画を撮っていました。